2018年7月20日金曜日
0718 地点「忘れる日本人」
紅白の紐で囲われた舞台の真ん中に木造の舟。登場人物たちは船底から1人1人這い出して来る。クラブステップでの横運動は水面を滑るようで、絶えず小刻みに手足を動かしながら語られるセリフは教訓や批判めいた内容なのだが、最期まで語られることなくブツ切れになり、中途半端に空中を浮遊しているよう。語り手は前の役者が指さした先の役者に会話ではなく、脈絡のないようにセリフが続く。挿し挟まれる「わっしょーい!」といった掛け声や、「どこどーこ」「ミチコミーチコ」などのばかりが耳に残る。
終盤、舟を神輿のように担ぎ上げようとするが、重くて持ち上がらない。会場から10人ほどの「友達」の参加を募り、舞台を東へ西へと一回りするのは何かの暗示だろうか。一言でいうとよう分からん舞台で、役者の身体能力に感心した。
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