2018年6月30日土曜日

0623 文楽若手会

「万才」 咲寿、小住、碩に錦吾、燕二郎、清允。人形は玉彦、勘次郎。 「絵本太功記」 夕顔棚の段は亘・清公、尼ケ崎の段の前を希・友之助、後を靖・寛太郎。 最初からずっと聞いてきて、靖になってやっと浄瑠璃が聞けた感じ。先の2人も声はよく出ていたが、別の語りもののようで。 人形は紋臣のさつきが落ち着いた風情。簑紫郎の操は色気がある。玉誉の初菊はたどたどしい。玉勢の光秀は力あふれる。 「傾城恋飛脚」 新口村の口を碩・清允、前を小住・清丈、後を芳穂・清馗。 碩は堂々とした語りぶりで期待が高まる。褒め殺しでつぶされないことを祈る。小住は鑑賞教室からの不調から抜け出せない印象か。芳穂は芝居気が出てる。 忠三郎女房のくだりで客席が妙に笑っていたのは何でだろう。そんなにめちゃくちゃ面白くもないと思うのだが。人形がちょっとグダグダで、「今じゃない」と言ってから忠兵衛が飛び出してくるので、いつも以上に笑いが大きかった。玉翔の忠兵衛、梅川は紋秀、孫右衛門は文哉。

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