2017年12月19日火曜日

1217 貞松浜田バレエ団「くるみ割り人形」

お伽の国バージョンを所見。クリスマスパーティの場面など、子どもを加えた大人数の群舞が華やか。場面ごとに色合いの異なる衣装やセットも目に楽しく、飽きさせない。特に1幕最後の雪のワルツは雪降る中の群舞が夢のような美しさ。クララと王子の乗るサンタクロースの橇が電動カートみたいなのはご愛嬌。
金平糖の精の代わりに御伽の国の王女が出てくるのだが、音楽の繋がりが今ひとつ。クララ役の東沙綾は少女らしいのびのびした踊り。くるみ割りの王子の塚本士朗々は安定感があり、パートナーシップも悪くない。お伽の国の王女の竹中優花はどこから遠慮しているのか、踊りが小ぢんまりして見える。王の武藤天華も未熟さが見え、パドドゥがぎこちないところがあった。

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