2017年12月17日日曜日
1216 燐光群「クジラと見た夢」
基地移設問題で揺れる沖縄県名護市(劇中ではヒゴ)とイルカ・クジラ漁を巡る話。50年ぶりに故郷へ帰った男はかつてヒゴでクジラ漁をしていた漁師。今もこの地にはイルカ漁が残り、漁業権維持のために、地元の一人たちは兼業で漁師を続けている。市の東西に湾があり、状況は全く異なるのに1つの漁業組合が取り仕切る。基地のため、漁業権を放棄した東側のおかげで、西の港の人達も補助金を受け取っている不条理。いつもの燐光群の芝居同様、へえと思う情報満載。舞台は堤防になっていて、いろんな人達が入れ替わり立ち代り訪れるが、場面の変化が乏しく、イルカの追い込み漁の描写などはややキツかった。最後はイルカが起こす奇跡、ファンタジックな幕切れ。
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