2024年9月6日金曜日

9月4日 鷲山祭九月大歌舞伎 夜の部

「妹背山婦女庭訓」のみ幕見で。 

太宰館花渡しから吉野川まで。

玉三郎の定高は気丈な中に娘への情愛があり、涙を誘う。対する松緑の大判事は位負け感あり。
蘇我入鹿の松之氶は秀山祭ならではの配役だろうが、公家悪にしては大物らしくない。

久我之助の染五郎、雛鳥の左近はともに初役だが、セリフが硬い。とはいえ、左近は可憐な姿で、玉三郎の定高との母娘の情愛は感じられた。大判事家は「覚悟の切腹、急ぐでない」がどうしても笑ってしまう。


0 件のコメント: