2024年9月4日水曜日

9月4日 秀山祭九月大歌舞伎 昼の部

「摂州合邦辻」 のみ幕見で途中まで拝見。 

菊之助の玉手の美しいこと。花道の登場で頭巾(片袖)を被った凛とした横顔、俊徳丸を口説くところはしなだれかかったり、色目を使ったりとすごい色気なのに品がある。
歌六の合邦、吉弥のおかやは期待に違わず。折之助代役のおかやも見てみたかった。愛之助の俊徳丸は悪くないが、何か似合わなと思ってしまう。米吉の浅香姫はちょっと硬く見えた。

文楽と違う?と思ったのは、玉手が合邦宅に入る時に片方の草履を外に落として行くところ。あんなに人目を気にしてるのに、と思ったが、後で入平が拾った草履を検分して玉手と知るくだりがあった。
入平が家内に入るのが、玉手が浅香姫を牽制してるくだり。「邪魔しやったら蹴殺すぞ」は浅香姫というより入平に向けて? 
玉手が浅香姫に脇差を振りげ、それを奪って合邦が突き刺す。

0 件のコメント: