2024年9月16日月曜日

9月17日 第12回 和のしらべ

阪神能楽囃子連盟 調和会の公演。お囃子中心の構成が珍しい。

素囃子「水波之伝」

狂言「福の神」 
茂山七五三、逸平、慶和の親子孫共演。
七五三の福の神は出てきたところから福々しい。終盤なぜか、福の神に化けているように見えた。

連管「楽」 笛3人のアンサンブル。

舞囃子は金剛流の「八島」と観世流の「屋島」を続けて見比べ、聴き比べる趣向。
金剛流は宇高竜成のシテ。舞金剛らしく動きが大きく華やか。謡は重厚な感じ。
観世流は笠田裕樹。舞は控えめ。謡は声のトーンが少し高いというか、テノールのような響きと感じた。

連調「笠之段」 謡と小鼓2人ずつ。成田達志、奏の親子共演に注目。

舞囃子「藤」
今井清隆のシテ。とても長く感じた。

連調「蝉丸」

舞囃子「邯鄲」 

一調「鐘之段」は藤井完治と大倉源次郎

一調「龍田」は豊島弥左衛門と三島元太郎

能「内外詣」
金剛流にのみ伝わる曲だそう。シテの神主は金剛永謹。後場で獅子の装束(といっても面をかけるのではなく、赤い鬘に扇2枚で顔)から神主の姿に舞台上で早替わり。
ツレの巫女の若宗家がよかった。

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