「呼声」
逸平の太郎冠者、宗彦の主人、島田洋海の次郎冠者。表情豊かに笑わせて、最後だんだんテンポアップする囃子が楽しい。
「葵上」
井上裕久のシテ。前シテは嫉妬に囚われてしまうやるせなさや悲しみが感じられ、葵上を攻める手はどこか弱々しい。一方後シテは鬼になり切っているようであまり悲しげには見えなかった。前シテの最後の方、たくし上げていた小袖?が解けてしまって足元にかかるハプニングが。後見が直していたけど、直りきらずでハラハラした。後シテは束ねた後ろ髪が床を這うほど長く、小聖と対決する前に左の袖に入れていたのが不思議な感じ。
ツレは深野貴彦、ワキの小聖は岡充、ワキツレは原隆、アイは鈴木実。
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