2023年9月10日日曜日

9月10日 K⭐︎バレエスタジオ 37th コンサート

パート1の生徒らの発表は置いておいて、長谷川梨央と福田圭吾の「コッペリア」グランパドドゥ。福田のパドドゥはあまり見る機会がないので新鮮。リフトがとても優しく、パートナーを次の動きへ丁寧に送り出す感じ。ジャンプや回転はさすがの切れ味だが、二枚目で踊るのも新鮮だった。 

続いてスターダンサーズ・バレエ団の渡辺恭子と福岡雄大の「ジゼル」。暗転板付きから始まるのはドラマチックで効果的。

「FROZEN EYES」
矢上恵子の振付で、ジャクソンで金を受賞した徳彩也子と佐々木嶺のペアが凱旋披露。 

シャープな動きが印象的。中央に置いたパイプ椅子に、女性ダンサーが度々打ち捨てられた人形のように座り込む。2人とも身体能力が高く、難しい動きをブレなくこなす。女性は最後、椅子を踏み越えてパートナーの元へ。

パート2は矢上久留美振り付けの「レ・パティヌール(スケートをする人々)」
生徒ら総出演という感じで、小さい子がちょこちょこ踊っていると客席が微笑みに包まれる。3歳くらいの子もいたようだが、長い曲の間ちゃんと舞台にいられるだけでも大したもの。山本隆之が出演していたのも嬉しい。

パート3は恵子振り付けの「toi toi」

かっこいい。強いビートでテンポが速く、ジャズっぽい振りなのだが、これはバレエダンサーの踊りだ。体幹の強さや手足ののびやかさ違うのだろうな。 

冒頭、石川真理子とペアで踊った福岡雄大がとにかくカッコいい。精悍な感じで、力強く、シャープで素早いムーブメントに圧倒される。

男性ダンサーは、福田圭吾、ゲストの恵谷彰、佐々木嶺が力強い、圧巻の踊り。特に佐々木がいいと思った。優しげな雰囲気なのに、難しい振りをさらりとこなす。全幕ものでも見てみたい。

群舞では佐々木美智子バレエ団、京都バレエ団からの応援者も参加。藤川雅子のコンテンポラリーってはじめて見たけれど、やはり雰囲気のあるダンサーだと思う。 

カーテンコールは主宰の矢上久留美も加わって。福岡と福田が亡き香織、恵子の写真を手に登場すると拍手が鳴り止まず、何度も幕が開いた。

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