2019年9月4日水曜日

0903 空晴「明日の遠回り」

住宅地にあるような公園に隣接した喫茶店。客演の林英世は離婚して以来、しばらく訪れていなかった町へ久しぶりにやってきた妙齢の女。8歳年下の婚約者を弟に紹介するため、喫茶店でまちあわせているらしい。腐れ縁の元同僚(岡部尚子)と再会し、遠慮のない会話から、共に子どもがおらず、離婚の原因が子供を持つかで意見の相違があったらしいことが匂わされる。
公園で遊ぶ子供を殴ったりつねったりする輩が出没し、警察が警戒しているなか、犯人と間違えられる不審な男や、婚約者が詐欺師と間違われたり、最後は捕まった犯人が女だったと分かり、もしや…と思わせたりと、誤解や勘違いで笑わせるのはいつもの空晴。
夫婦間で子どもをもつか、あるいは、女として子を産むべきかというテーマは多分、作・演の岡部自信の関心事なのだろうが、少し踏み込み方が足りない気がした。おそらく、作者自身のなかで煮詰まっていないのでは。

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