2019年9月13日金曜日

0913 劇団太陽族「辻の詩、風邪を待つ」

戦後の広島で始められたという辻詩と、伊勢志摩のかつての売春が行われていた島を結び、物語を造形。
反戦をかかげ、活動する四国五郎と山際は同士の峠三吉を島で待つ。が、なぜか峠は現れず。峠を待ちきれず、四国が演説を打つのだが、現政権への批判が露骨。
借金をかかえ、春を売る女たちの悲哀。見受けを餌に共産主義者を追う刑事に利用される女は最後に刑事を海へ突き落として留意を下げたが、戦争で兄を亡くした若い女は逃げ切れず。世の不条理を描きたかったのだろうか。

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