アンドリュー・ロイド・ウェーバーの曲の素晴らしさよ。映画を見たのは20年も昔なのにどの曲も覚えていた。エビータ役のエマ・キングストンはよく通る声で音程もしっかりしているのだが、今ひとつ心に響かない。「don't cry for me Algentina」は流石に曲の力でグッときたが。チェ・ゲバラ役のラミン・カリムルーはさすがの歌唱だが、いかんせん主役じゃないのよねー。ペロン役の存在感が薄くて、エビータのお飾りみたいだったのも残念なところ。
白黒の本人映像を映す演出は悪くないが、暗転ばかりが単調。エビータやチェのソロで、何もないステージにピンスポットだけというのも素っ気ない。最後、エビータが死んで、遺体が17年間行方不明――で終わるのが唐突に感じた。あと、カーンコールで宝塚のようなフィナーレが欲しいと思ってしまったよ。
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