2026年8月1日土曜日
8月1日 貞松・浜田バレエ団「バレエ・ドラゴンクエスト」
2026年7月31日金曜日
7月31日 第十一回あべの歌舞伎 晴の会
2026年7月30日木曜日
7月30日 地主薫バレエ団 ダブルビル
2026年7月25日土曜日
7月25日 Noism0+Noism1「私は海をだきしめていたい」改訂版「春の祭典」
「私は海をだきしめていたい」 坂口安吾の小説がモチーフ。サティの曲なのか、開演前から客席には静かなピアノが流れ、全身黒の衣装にシルクハット、傘をさした金森が下手側な客席後方から歩いてくる。舞台に上がると同じ出立ちの男性ダンサー、舞台の上手奥に真っ赤なドレスを纏った井関の後ろ姿…と、シックでスタイリッシュな雰囲気。金森・井関を含め、5人ずつの男女がすれ違ったり、絡んだり、様々に交わる。女性の衣装は裾を引き摺るくらいのロングドレスで、前に大きくスリットが入っていて、時に挑発的に大きく広げたり、腰に巻きつけたり、男性ダンサーを包み込んだり、多様な表情を見せる。 終盤、井関と金森のパドドゥが 2回繰り返され、循環を感じた。アクロバティックなリフトも多く、金森の桃の付け根あたりに両手を置いた井関の腕を金森が掴んでそのまま回転する(井関の足が宙に浮いた状態)など。 「春の祭典」 裾の長い白いシャツに短パンの衣装、背景や小道具の椅子も白っぽくどこか最新病院を思わせる。椅子と共に倒れたダンサーの真ん中で井関が震えている幕開きから、起き上がったダンサーらも何か大きなものが襲ってくるのに怯えるよう。途中、椅子取りゲームのようになり、仲間はずれを排除したり、椅子をバリケードのように積み上げたり。最後は最初のシーンに戻り、永遠に繰り返されそう。
2026年7月24日金曜日
7月24日 「虹のかけら〜もう一人のジュディ」
三谷幸喜作のジュディ・ガーランドの付き人で親友というジュディ・シルバーマンを通してガーランドの反省を描く音楽劇。シルバーマンな「オズの魔法使い」のドロシー役のオーディションでガーランドに敗れ、一方的に親友扱いされ、愛憎入り混じりつつも生涯そばにいたという設定がよくできている。彼女の書いた日記のタイトルが「a piece of rainbow」で、ニューヨークの本屋で戸田が見つけ、三谷に紹介して日本語出版、脚本化したとか(出版社がカドワキショテンとかいうのでおやとは思った)だとか。 何よりエンターテナーとしての戸田が素晴らしい。登場しただけで観客を惹きつける華がある。ガーランドの出演作を追いつつ、代表曲を歌うのだが、曲によって表情を変える歌唱が素晴らしい。 ラストは、三谷のナレーションでジュディ・シルバーマンは架空の人物であることが明かされ、きれいにオチもついた。 還暦記念で作品を作ったことから、どうして4回目を上演することになったか(3回目のニューヨーク公演が大幅な円安で赤字になったため、赤字を回収するため)を話す前フリ(?)から、終演後のパンフレットやグッズの宣伝まで含めて90分ほど。短い時間なのに、倍くらいの充実感があった。
2026年7月23日木曜日
7月23日 落語と文楽の会
2026年7月20日月曜日
7月20日 夏休み文楽特別公演 名作劇場
7月20日 夏休み文楽公演 親子劇場
解説「文楽ってなあに?」は玉彦。淡々と進めるあまりちょっと客が置いてけぼりに感じることも。反応を待つ余裕ができるとよさそう。子ども3人を舞台に上げて人形体験。きれいに遣えてますなどと褒めているのが好印象。立役人形と同じくらいの背丈だったので、子どもの人形を持たせていた。 「雪狐々姿湖」 有吉佐和子脚本の民話風のお話。主人公の白百合をはじめ、老若男女の狐が6匹も出てくるのが楽しく、詞章セリフは文語調がベースだが分かりやすく、セリフを「コン」に掛けるなど、言葉遊びの楽しさもある。白百合が漁師源左に助けられ、恋をする回想シーンは暗転で舞台が秋から春にに変わるなど、現代劇の演出も取り入れられている。 崑山の秋は掛け合いで、三輪の白百合、南都の白蘭尼、咲寿のコン平、薫の右コン、織栄の左コン、津国のコン蔵に清友、清志郎、清馗、清丈、藤之亮。 コン平は白百合の許嫁ということだが、咲寿の語りはわんぱく坊主のようで少し子供っぽいキャラに聞こえた。右コン、左コンの双子はワアワアと騒がしい。白蘭尼、コン蔵に落ち着き。 文楽劇場に6匹もの狐がいたのか驚く。人形遣いは頭巾をかぶっているが、狐の毛の色が違ったり、着物?を着ていたりでキャラクターが見分けられるようになっている。コン平の人形は尻尾をピンと立てたり、回したりするのだが、人形遣いは両手を人形の胴体に入れたままなので、何か仕掛けがあるのだろうか。 漁師源左の家は織・清公。本役の清介が病気休演で急遽の代役だろうに、滅多にかからない新作をよくやっていると感心。織の語りが単調なのか、舞台上の動きが少ないせいか、途中集中力が途切れた。宝珠の力がなくなって狐の姿に戻ってしまうところとか、もっとドラマチックに見せてほしい。 ラスト、冬の湖畔はツレに碩と聖、清允と清方が入る。狐の姿になった白百合が宝珠を手に入れて人の姿に戻るとその重さで湖の氷が割れて溺れ死んでしまうというラスト。一瞬の喜びの後の悲劇が残酷。 人形は清十郎の白百合、玉佳の源左など。
2026年7月19日日曜日
7月19日 木ノ下歌舞伎「心中天網島」
7月19日 Bunraku Summer Festival
2026年7月18日土曜日
7月18日 TTR能プロジェクト「和魂Ⅻ」
ワキを観るのタイトルで、ワキ方の3流儀、下掛宝生流の宝生欣哉、福王流の福王知登、高安流の有松遼を招いての企画。普段あまり流儀の違いに注目することはなかったが、いろいろ特徴や違いがあって面白かった。 道成寺の語りを連続で実演すると、同じ詞章でも印象がずいぶん違う。型の違いで、「葵上」の「祈」のワキを福王と有松が同時に演じるという実験的な試みも。舞台上を移動する軌道も違うし、数珠をこするタイミングも違う。数珠を構える際、福王は手を上下に重ねるが、有松は左右で、時折払うような仕草を入れるのも特徴的。とても興味深かったが、演じる方は大変そう。 能「張良」 浦田保親のシテ、宝生欣哉のワキ。 ワキが活躍する曲で、後半、川に揉まれる様をのけぞりながら回転するなどアクロバティックな動きもあって面白い。 ツレの龍神に大槻裕一。事前講座で本人が言っていたように、張良が剣を抜くとあっさり降参してしま羽。
2026年7月17日金曜日
7月11日 英国ロイヤルバレエ団「ジゼル」
サラ・ラム、平野亮一ペア。 サラは一幕目は無邪気な村娘。アルブレヒトの誘いに恥じらう様子が可憐で愛らしい。平野のアルブレヒトは立派な体躯で、男らしくも貴族の傲慢さが滲む。バチルド一行に見つかったときは、知らぬふりを決め込むし。ジゼルが死んでからも、遺体に縋り付いたり、ヒラリオンに掴みかかったりするが従者に促されて意外とあっさり退場する。1幕の終わり、ジゼルと母だけが舞台に残るのは、喪失感が際立つ。 2幕はミルタのアネット・ブヴォリが細かなパドブレで滑るように登場し、一気に霊元の世界に引き込む。感情を露わにせず、冷酷というか、何を考えているのか分からない不気味さがある。サラは体重を感じさせない儚さで、無垢な魂。深い慈悲心でアルブレヒトを包み込むよう。平野アルブレヒトは何かを悟ったような自覚が感じられた。 ヒラリオンのヴァレンティノ・ズケッティは存外存在感が薄く、群舞もイマイチ揃ってない。音楽のテンポが速めなのも神秘性を損なった。
2026年7月12日日曜日
7月12日 英国ロイヤルバレエ団「ジゼル」
高田茜目当てでチケットを買ったので降板にがっかりしていたが、代役のフランチェスカ・ヘイワードがとても良かった。登場は、溌剌と、しかし素朴な村娘の風情で、ロイスのアプローチをかわすのも鬼ごっこを楽しむよう。狂乱の場面はいたいけ。ウィリーになってからは、少し大人びて、深い慈悲心でアルブレヒトを庇護するようだった。 アルブレヒトのセザール・コラレスは、支配階級ならではの傲岸さで、バチルドらに露見してからは知らぬふり。ジゼルの墓を訪れて死を悼むものの、ウィリーに襲われるとひたすら命乞い。踊りを命じられると、一部をジゼルが肩代わりしているように感じた。 ヒラリオンのアクリル瑠嘉は、粗野だけど、愛情深い男を好演。 ミルタのジュリア・ロスコーは前日のブヴォリに比べると俗っぽい。神経質そうな感じがした。
7月12日 スーパー歌舞伎「もののけ姫」
2026年7月10日金曜日
7月10回 素浄瑠璃の会
「妙心寺の段」を靖・燕二郎。 会場のせいか、音が遠くで鳴っているみたいで、響いてこない。三味線の音も出だしから軽い感じで、あれ?と思った。(アフタートークで鳴りがいいと言っていたので私だけ?)後半は手数も多く、掛け声も。 「道明寺の段」は呂勢・燕三。 引き出しから格調があり、厳かな雰囲気に引き込まれた。呂勢は覚寿に品格がある。菅丞相はもう少し重みが欲しいか。75分を全く飽きさせなかった。 アフタートークは反省会のようになってしまい、勉強会で何度か勤めた靖もできなかったところがいろいろあり、「ヤレ」というセリフは初菊が立ち上がって言うのにそうならなかったとか、初役の燕二郎は冷静でいなくてはいけないのに、手数が多くなる後半はテンパってしまったとか。呂勢は先人らの舞台に遠く及ばないと。経験したことを次に繋げたいとは、皆が言っていた。 なぜか嶋太夫の話題に。靖がメインで使っている鯉の見台は入門してすぐに嶋太夫からもらったそうで、「他の弟子はもらってない。師匠に愛されていた」と呂勢。燕三は20代の頃、千歳との勉強会で大曲ばかりやっていたら、「もっと身の丈に合ったものをやりなさい」と言われたとか、蝙蝠聚会で鳴門や柳、封印切の稽古をしてもらったとか。「お客さん稽古」(呂勢)で普段は言わないようなことまで丁寧に教えるので、弟子たちは隣の部屋で盗み聞きしてたそう。「世が世なら名人になっていたのに、最後は辞めさせられてしまって…」(燕三)と際どい発言まで。ただ、義太夫の技術は確かだったと言っていた。帰り際、葵太夫の姿を見た。
2026年7月5日日曜日
7月5日 新国立劇場バレエ団 ダブル・ビル
2026年7月4日土曜日
7月4日 七月大歌舞伎 昼の部
「元禄忠臣蔵」の小浜御殿を幕間で。 仁左衛門の綱豊卿は流石のセリフ術で、言葉が耳に心地よい。助右衛門にちょっと意地悪な言い方で何とか本音を聞き出そうとする駆け引きの妙。助右衛門は幸四郎で、何度も演じて手馴れているだけにセリフが型通りに感じるところも。 お清の莟玉が殿様のお気に入りらしい、初々しさ、健気さ。萬次郎の浦尾が憎たらしいお局を好演。 冒頭の女中たちの綱引きで、助っ人の千蔵がいい味出してた。
2026年6月28日日曜日
6月28日 劇団チョコレートケーキ「帰還不能点」
総合戦略研究所の元メンバーが終戦戦後5年後に再会し、あの戦争がなぜ起こったのかを振り返る。当時の内閣総理大臣や外相、陸海軍相に扮した劇中劇で転換点となったポイントを再現。当初は軍部は戦争を避けるべく合理的な判断をしていて、欲に目が眩んだ首相や外相が危ない橋を渡ろうとしていたこと。アメリカとの関係がのっぴきならないところに至ってからは、組織保全を優先する軍部が強硬になっていった。引き返すことができたポイントは、もっとずっと早い段階だったのではないか。 終戦後も、自分になにがてきたのかを問い続けた山崎、岡田に対し、あの時は無力化で何もきなかったと納得しようとするのを許さず、模擬内閣のやり直しをするラストに少し救われた。 自殺した近衛や、裁判中に獄死した松岡の妻にもスポットを当てたのはよかった。