@北とぴあ
高木秀樹の案内で、作品と三業の解説を1時間余り。呂勢は金殿の段のお三輪や鱶七のセリフで語り分け、藤蔵と共に竹に雀の一節を披露するなど、耳に贅沢。若い娘は声色を使うのではなく、音(オン)を遣う、歌うように語るテクニックでおっさんの声でも可愛く聞こえると。
人形は玉助が中心に話をして、一輔が左に回る贅沢。足は玉延。若手会で鱶七を遣った時、文雀に「お祖父さんが泣くで」とダメ出しされたエピを話すと、呂勢が「玉助が偉いのはちゃんと反省していた。逆恨みする人も多いのに」とフォロー。一輔は金殿のお三輪の勉強のため箕助のビデオを研究したが、太夫によって同じ動きでも全然違ったと。
「金殿の段」は呂勢・藤蔵。
解説で聞きどころを話していたので、客席の集中力も高かったよう。お三輪が可憐で哀れで。一輔の人形も健気な風情でよかった。
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