サマセット・モームの小説が原作だということを予習しないまま臨んでしまったので、ちょっと消化不良な感じ。
ダークグレーの糸を垂らしたカーテンのようなセットが天井から下がり、熱帯雨林の雨のような、森林のような雰囲気。セットは場面によって上下に動き、ダンサーたちの頭上を覆う暗雲のようにもなり、床面スレスレまで下げられると深い森林から何かが出てくるようにも見える。
ほとんどのダンサーは黒をベースにした衣装で、唯一白いドレスの米沢唯が異質な存在であることが際立つ。宣教師(中川賢)を挑発するような視線や仕草は、マクベス婦人にも通じるような。
音楽はノイズのような感じで、地吹雪のようだったり、風雨のようだったり。
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