2023年8月14日月曜日

8月14日 蝠聚会

「寺入りの段」を清方・清允。
清方は素直な語り。菅秀才がかわいい。千代など女性の詞は間が持たないのか急ぎ気味で、声の調子まで上滑ってる感じ。

「寺子屋の段」の前を清介・清公。淡々とした語りに、力強い三味線。こんなに渾身の撥捌きをする清公は見たことがない。

後は宗助・寛太郎。泣けた。千代のクドキ、源蔵との立ち回りのあと、千代が正体を明かすところのクドキが秀逸で拍手もあった。高音のフシもきれい。一方、松王丸などはちょっと物足りないか。三味線は柔らかい音色。イロハ送りが泣かせる。

「傾城阿波の鳴門」巡礼歌の段は燕三・燕二郎。はじめは淡々としていたが、おつるが可哀想で涙。

着用していた裃から見るに、清介は織、宗助と燕三は呂勢が指導役か。

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