2022年8月28日日曜日

8月28日 坂東玉三郎特別公演「東海道四谷怪談」

愛之助の伊右衛門がよりクールに。あまり地声を使わず、かと言って超低音というほどでもなく、ほどほどの低さ。はじめはただ貧乏暮らしや赤子の鳴き声を疎ましく思っているのが、伊藤家へ赴き、岩に毒を盛られたと知るに及んで、裏切りの決意をするまでの心の動きを克明に描いた。
吉太郎のお梅は一見可憐なのに、思い詰めた目つきに恋の狂気が滲む。

千秋楽だったので、カーテンコールが2回。といって、何かを話すことはなく、2回目は皆で扇を振ってお別れ。華やかだった 。

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