愛治郎の福岡貢。セリフは固く、間も今ひとつだが、立ち回りはよい。奥庭の場に変わって襖を破って出てくるところからは、目つき、顔つきも変わって、殺気が滲む。
万野の折之助は吊り目の化粧で、意地悪そう。セリフの嫌味っぷりは十分だが、もう少し色気や柔らかみが欲しい。
お岸の千太郎は健闘だけれど、成長期のせいか顔立ちが角張ってみえるのが損している。
千野の千壽、お紺のりき彌、鴈政の喜助は手慣れた様子。お鹿の鴈大は特に不細工にしようとしていない化粧はいいが、芝居も素のままという感じで、もう少し可愛げがあったらと思った。
初めての女方という仲居の愛三郎が可愛らしい。若い頃の七之助を思わせるスッキリ系美人。
「 乗合船恵方万歳」
太夫の當吉郎の踊りはカウントで動いている感じ。オンカウント過ぎるのだろうか。才蔵の松四郎は三枚目らしい。白酒売の愛三郎は同じく可憐な女方。女船頭の當史弥に年増の色気。
終演後の挨拶で、仁左衛門が「1週間の経過より2日の公演」、孝太郎も「稽古でできていなかったことができている」。客席の力を受けて成長するのだなあ。
仁左衛門が出演者一人一人に挨拶というか、役名と名前を言うように促し、客席には「拍手は最後にまとめて」と言っておきながら、最初の愛治郎が挨拶したところで率先して拍手してしまい照れ笑いする一幕も。
太夫の當吉郎の踊りはカウントで動いている感じ。オンカウント過ぎるのだろうか。才蔵の松四郎は三枚目らしい。白酒売の愛三郎は同じく可憐な女方。女船頭の當史弥に年増の色気。
終演後の挨拶で、仁左衛門が「1週間の経過より2日の公演」、孝太郎も「稽古でできていなかったことができている」。客席の力を受けて成長するのだなあ。
仁左衛門が出演者一人一人に挨拶というか、役名と名前を言うように促し、客席には「拍手は最後にまとめて」と言っておきながら、最初の愛治郎が挨拶したところで率先して拍手してしまい照れ笑いする一幕も。
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