2022年8月7日日曜日

8月7日 BALLET The New Classic

平場の舞台と客席が近く、ダンサーを間近で見られるという謳い文句はいいのだが、バレエは足元が見たいので、足元が見えにくいのは不満足。

「ローズアダージョ」
水谷実喜のオーロラ。モダンなピンクのチュチュに合わせて髪もピンクに色付けられて、深窓の姫というよりは活発な現代っ子の雰囲気。王子たち(堀内将平、池本祥真、太田倫功、高野陽年)の衣装は素肌に黒のロングジャケットで、なんというか、オラオラ感が…。テクニックは素晴らしかった。音楽はピアノのみだったので、ffで盛り上がるところがちょっと物足りなかった。

「HOMEM」
菅野茉里奈。エキゾチックでモダンな踊り。

「シェヘラザード」 よりパドドゥ
横山瑠華、堀内将平。
男女の駆け引きがスリリングでセクシー。モノトーンの衣装がスタイリッシュだった。 

「Moment in Time」
秋山瑛、池本祥真、太田倫功。秋山の衣装が、レオタードにフリル状の飾りがついていたのだが、ゴテゴテしてラインを隠してしまっていたのが勿体無いと思った。

「ジゼル」よりパドドゥ
森田愛海、高野陽年。長身の森田が出てきた時、一瞬中村祥子?と見間違えた。ジゼルはレースを重ねたようなふわっとした衣装が幻想的。アルブレヒトも白い衣装で、それ自体は婚礼衣装か死装束かという感じだが、胸元が大きく開いてあるのがいただけなかった。

「瀕死の白鳥」
中川祥子のアームズがうねるような繊細な動き。死の間際に生を希求するようで胸に迫った。これだけでも観に来たかいがあった。 

「ボレロ」 
ピアノソロにアレンジされた曲はジャジーな印象。二山治男のしなやかな踊りも良かった。 

2部はライモンダのバリエーションをダンサーが踊り繋ぐ趣向で、一体感が見られたのがいい。実力のあるdancerの中で中村祥子が女王の貫禄。


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