千歳・富助。51年ぶりの上演ということで、馴染みのない話だからか、話の筋が分かりづらい。演奏もこなれていない感じがした。
千歳は仰反るような姿勢が度々あり、声が前に出ていないように感じた。富助の三味線も精彩を欠いた。
「奥州安達原」 袖萩祭文の段
千歳は仰反るような姿勢が度々あり、声が前に出ていないように感じた。富助の三味線も精彩を欠いた。
「奥州安達原」 袖萩祭文の段
呂・清介。出だしはさすが年の功と思ったのだが、聴きつづけるにつれ、起伏に乏しいのがしんどく、冗長に感じた。音量を抑えた語りも、弱っている袖萩の表現としてはアリかなとや思ったが、やっぱり義太夫らしくない。遠くの出来事を眺めているようで、泣けなかった。
「源平布引滝」久郎助住家の段
「源平布引滝」久郎助住家の段
錣・藤蔵。 語りと三味線のバランスが良く、情感のある語りで、今日一番聞き応えがあった。藤蔵の掛け声もほどほどで。知っている話ではあるけれど、ちゃんと情景が目に浮かんだ。
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