2021年12月10日金曜日

12月10日 文楽鑑賞教室Aプロ

 解説は亘・清公のコンビ。
まだ慣れないせいか、真面目で硬い印象。実演で、裏門を語るのはいいとして、婆も武士も、「腰元おかる」のままはどうか。セーラー服の団体客がいたせいか、急に自習になってはしゃぐ子どもたちといって「寺子屋」の一節を語っていた。

「野崎村の段」
中を碩・友之助。
盆が回ったところで、ヒューと歓声があがる。今の子にとってはそうなのか。
碩の安定感たるや。はしゃぎ過ぎず、ちょうどいい感じ。三味線も手堅い。

前は希・清馗。

とても聞きづらく、後半は大分意識が飛んでしまった。

後は睦・宗助、燕二郎のツレ。
睦は女の詞の高音がことごとく擦れて辛い。男の詞や地は悪くないのに。宗助の三味線が良かっただけに、残念だった。ラストの駕籠かきと舟での道行、足拍子が三味線と合っていないのはいかに。

人形は勘彌のおみつは少し老けて見え、久松の玉勢、簑一郎のお染も特筆すべきことはなかった。

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