2019年11月20日水曜日

1120 宝塚星組「ロックオペラ モーツアルト」

礼真琴のトップ就任プレお披露目。フレンチロックのポップな歌と踊りも礼は難なくこなしたが、物語の深みが足りないのは脚本のせいか。モーツアルトが天真爛漫なのはいいとして、父との確執や破滅に向かう様が描き足りない。サリエリ(凪七瑠海)との対立も「同じ音楽を志す者同士」とか言って、がっちり握手して和解しちゃうのも、なんだかなあ。コンスタンツェ役の舞空瞳はかわいいし、歌も上手いが、研3だけあって、型どおりにとどまっている感じ。これからに期待したい。
振りはジャズっぽいところはいいのだが、R&Bっぽいリズムがどうにもダサい。ロックとか、現代ポップ音楽はどうも相性が悪いよう。フィナーレでモーツアルトメドレーは宝塚らしい曲調で、踊りもらしくてよかった。ジュースマイヤ役の極美慎がさわやかで目を惹いた。

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