2019年11月8日金曜日

1108 宝塚雪組「はばたけ黄金の翼よ」

1980年代の少女マンガが原作だけあって、キュンとするポイントがたっぷり。王家の娘ながら、父や家の都合で人生を決められることをよしとせず、自由を求めるところや、ぶっきらぼうで意地悪な男が実はヒロインを愛しているとか、一線を超えた男の友情とか。
望海風斗は皮肉っぽい笑みや、強引な振る舞いが、少女マンガのヒーローらしい。真彩は抜群の歌唱と繊細な演技で共感を誘うヒロイン像を描出。王の幼馴染で影のように付き従う朝美は男同士の愛憎がもっとあってもいいかも。
昭和感溢れる音楽や踊りは古くさいが、ベルばらほどではない。脚本の小柳奈津子の功績もあってか、再演に耐える作品だと思った。

後半のショーは「ミュージックレボリューション」
大劇場の半分くらいの人数であることを感じさせない、華やかなショー。歌が上手いトップだと、安心して楽しめる。


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