9月の文楽との連続企画。吉右衛門が景清で、日向嶋な前段にあたる東大寺の場面で頼朝と対峙する場面が加わって、前後関係が分かりやすいという触れ込みなのだが。平家の驕りが没落の理由とか、頼朝に諭されただけで、はいそうですかと引き下がるようなららそもそも復讐など企てないのでは…?とか、白旗を引き裂いたくらいで恨みが晴れるの?とか、逆に腑に落ちないのは私だけだろうか?
神崎揚屋は、強欲な女房と気弱な旦那の対比が面白く、糸里か16歳というのに驚いたが、雀右衛門は健気さがあった。
肝心の日向嶋は何故かウトウトしてしまった。盲目の景清と糸里のやり取りが動きが少なく、つい目を閉じてしまったのが敗因か…。初日だったので、吉右衛門のセリフか所々怪しかったのま痛かった。娘が百姓に嫁いだと聞いて怒ったり、実は女郎に身を売って金を工面したと聞いてころっと態度が変わったりというのも、いろいろ腑に落ちないところではある。
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