2018年12月18日火曜日

1216 ピアフ

大竹しのぶが絶賛されているピアフを初めて見た。ピアフのような破滅的な人間を演じるのはお手の物。だが、体中のエネルギーを注ぎ込むような歌はピアフらしいのかもしれないが、話声と同じ発声や音楽的に盛り上がる高音部がひび割れるような感じが私は苦手だ。とはいえ、晩年の、命を削るような歌唱には圧倒された。配役はしっくりないものが多く、特に、マルセル役に駿河太郎を配したのはなぜ?貧相な体で強そうでもなく、ボクサーの亀田兄弟には似ているけれど、マルセルは包容力のある大男では。マレーネ・ディートリッヒ役の彩輝なおも、ディートリッヒのゴージャスさが足りない。

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