北翔海莉のエンターテナーとしてのレベルの高さを感じた。立ち姿の華やかさ、口跡のよさ、立ち回りの華麗さ。彼女がいなかったらだいぶ辛い舞台になっていたはず。
一方の藤山扇治郎は、気の抜けたようなセリフが気鋭の学者にしては頼りなく、アホっぽいのがいただけない。喜劇をやるならあんな話し方でいいのだろうが。
錦織一清の演出はセンスが合わなかった。冒頭、歌謡ショーのような司会での登場人物紹や、ところどころ挟まれるギャグ?が誰をターゲットにしてるか分からないビミョーな古さ、劇団☆新感線みたいなつけ打ちのような効果音など、ちっともいいと思えない。
簡素なセットで回舞台を利用した場面転換は1幕はスムーズでよかったが、2幕は暗転が多くて凡庸だった。
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