2018年5月2日水曜日

0428 お豆腐の和らい2018「新作Classics_狂言」京都公演

「風呂敷」
落語が原作。亭主が留守中に若い男が入り込み、女房といい感じになったところで酔った亭主が帰ってくる。若い男の童司が巻き込まれ型のおかしみ。女房の千三郎は若い男に気がありそう。亭主の茂はへべれけの酔態が堂に入ってる。窮地を救い、ご褒美を期待したものの肩透かしで追い払われる七五三のぼやきがしみじみおかしい。

「緊縛」
棒縛のパロディーというか、縛られた太郎と次郎がダイヤルQ2で呼び出した女たちにいたぶられ、マゾの快感を覚えていく。発想は面白いが、直裁的すぎるか。次郎の千五郎は恍惚のうめき声や、ひっくり返ってパッチが見えるほどの振り切った演技でやり過ぎなほど。太郎の山下はちょつと遠慮が見えた。真面目でアブノーマルなな世界が分からない親方役の松本薫は任に合ってる。

「妙音へのへの物語」
逸平の中納言は当たり役と言われるだけあって、惚けたおっとりとした様子がほのぼのとおかしい。宗彦は秘伝の薬を飲み過ぎて、腹痛に耐える様子が現代劇のようなリアルさで、爆笑を誘った。

全体的に、コントのようで面白かった。

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