2016年6月13日月曜日
0612 文楽鑑賞教室 C
「二人三番叟」
睦、靖、小住に喜一郎、団吾、寛太郎、燕二郎。三味線はテンポゆっくりめ?
人形は玉佳と文哉。玉佳が意外にフツーだった。
「夏祭浪花鑑」
三婦内の段
始太夫と寛太郎。
始は出だしが立派。三婦はいいが。磯之氶や琴浦などのキレイどころに難あり。
文字久太夫と藤蔵は期待しすぎたのかちょっと肩透かし。文字久はおつぎとお辰の語りわけにもう少しメリハリがほしい。声のトーンだけでなく、語るテンポも変えるとか。お辰の焼ごてシーンでは藤蔵の三味線がかけ声とともに盛り上がる。途中、三婦の珠数が落ちてしまい、どうするのかとハラハラ。後ろを向いてナンマイダとやるところで直してた。
「できた〜!」の間はこれまで観た中では一番しっくりきた。そこまでのやり取りが重厚だと、なんだか早すぎるように思っていたので。逆に言えば、お辰のクドきなんかがちょっとかるいのかも。
咲寿太夫と清公。咲寿は腹から声を出しているのはいいが、老け役がまだまだ。おつぎなんか誰かと思ったよ。
長町裏の段は津駒太夫の義平次に芳穂太夫の団七、清介。
三味線の出だしが軽快で祭の風情。
芳穂は骨太な男らしい団七。津駒も憎たらしくてよい。
人形は玉志の団七が、「悪い人でも〜」のくだりで眉を動かすなど表情がよい。玉也の義平次は断末魔の表情が、顔を上げてから目と口を剥くのが他と違うところ。面を上げると同時に変わっているほうがいいように思う。
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