末期がんのシングルマザーと15~16歳の娘が、冷蔵庫に張り出すメモでやり取りする。舞台中央の冷蔵庫と簡素なテーブルとイスのみという、シンプルな舞台に役者2人だけ。音楽もピアノ1台のみで、静かな芝居だ。
母親役の大空祐飛が、次第にがんが進行して気力、体力ともに衰えていく様子を巧みに表現。天真爛漫な娘、クレアの大野いとも、病の深刻さを知るにつれて、思慮深く大人になっていく。日常的な言葉だけでつづられるやり取りなのに、とても胸を打たれた。後半は涙をこらえられなかった。歌は2人とも残念。ないほうがよかった。
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