「椿説弓張月」
三島歌舞伎の代表作なのに、上演回数が少ないのが不思議。大がかりなセットや仕掛けも楽しいし、凄惨な殺しのシーンなど、見せ場も多くて面白いのになあ。歌舞伎の様式を踏襲しつつも、新しい演出などあって、見ごたえ十分だった。
主人公の源為朝は染五郎。こういう、正義の人の役ははまっていていい。要所要所で型を決めて、歌舞伎らしい見せ場を作る。声もよく通っていたし。なんか、もっと頭でっかちな感じかと危惧していたのだけど、杞憂だった。
愛之助は第一の家来の高間太郎。立ちまわりなどはそつなく、という感じだが、最期のシーンが!腹を切って血しぶきが飛び散るなか(蜷川か?)、大波に呑まれて消えてしまうという。女房の磯萩役が福助で、油地獄に続いての共演。
七之助が白縫姫。この役は、玉三郎が若いころの当たり役だそうだけど、確かに誰にでもできる役ではなさそう。裏切り者の武藤太(=薪車)をお付きの女たちになぶり殺しにさせるのだが、「すぐに殺さず、時間をかけて苦しめろ」とか、きれいな顔をして凄いこと言うのだ。で、体中にくぎを打たれてのたうちまわる様を、琴を奏でて歌を口ずさみながら、顔色一つ変えずに見ている。
薪者は、白褌一枚になって、体中から血を流しながら惨殺される。ある意味、美味しい役?三島の趣味丸出しという感じもするけど、体格がいいので見栄えがいい。
注目の松屋は鶴亀兄弟の弟役なのだが、後段、夫婦に化けて敵の阿公の宿に潜入するところの女形がよかった。つい、男の地声が出てしまうところと、女の声色ががらりと変わるところとか。
2012年5月21日月曜日
5月19日 五月花形歌舞伎 昼の部
「西郷と豚姫」
仲居お玉をかん雀。不細工なんだけど、いじらしく、かわいい女を好演。女形をすると、藤十郎ににてるなあ…。西郷を一途に想いつつも、妻にはなれない哀しさは分かるのだが、何で死んでしまいたいのだろう。揚屋の舞妓や芸妓には慕われているし、西郷も憎からず思っているようだし。一番の馴染み客と仲居という立場で、西郷を陰でささえるだけでは不満なんだろうか?
獅童の西郷は、薩摩弁と低く太い声音がちょっとコントみたい。お玉と抱き合って涙にくれる、感動のシーンで笑いが起きてしまったのは、多分そのせい。心中しよう、とまで言っておきながら、出世の道が開けたとたん、「なかったことに」ってのはヒドイ。
松也は芸妓の岸野という、普通ならもうちょいベテランがやりそうな役だったのだけど、悪くなかったのでは。何より美人だし(←女形としてこれ大事)酔っ払いも難しそうだし、何年も揚屋勤めをしてこその、年増の悲哀というか、酸いも甘いもかきわけた上で、でも、愚痴らずにいられないのよ、って風情が感じられた。
「紅葉狩」
福助の更科姫&鬼女。踊りはともかく、姫が美しく見えないのはいかがなものか。2列目だったせいか、小じわとかきになっちゃって。
愛之助の山神は、踊り上手くなった?動きが滑らかで、キレイ。
「女殺油地獄」
予想していたより、断然よかった。若手の(これまで見たのは、獅童と海老蔵)のなかでは一番だし、ある意味、仁左衛門さんより、いいかも。
教えてもらったであろう演目は、ともすると愛之助の演技の後ろに仁左衛門さんが透けて見えるような気がするというか、お手本を消化しきれてなくて、差の部分が気になるのだか、この与兵衛に関しては、「愛之助の演技」を楽しめた。まあ、思慮に欠ける若者(ばかもの)が暴走する話だから、若い役者のほうが分があるというのもあるのでしょう。
仲間内で意気がってる様子とか、河内屋でのふてくされた様も、リアリティがあってよかったが、何より殺しの場面が美しかった。あんな、非人道的な行為に美を感じさせる歌舞伎って、奥深いなあ。
福助のお吉も、想像以上。世話焼きの近所のお姉さんぶりに説得力があり、こんなに優しくされたら、追い込まれた与兵衛は頼りにしちゃうよなあ。殺しの場面で「痛い」とか「助けて」とか、しゃべり通しでちょっとうるさい。
油については、「いつもより沢山撒いてます」って感じ?わざと全身まみれにしてるのではないか、ってくらい油の中をのたうちまわって、髪の毛がぐっしょり濡れて滴るくらい油まみれになっていた。最後、与兵衛が花道を引っ込むところで、物音にびくついて振り返りるとき、勢いよく動くので油が客席に飛び散って(結構遠くまで)思わず悲鳴が。シリアスなシーンなので、こういう余計な演出はいらないと思う。楽しい芝居なら、客席が盛り上がるということもあるだろうけど…。
秀太郎のおさわ、歌六の徳兵衛は予想通りの素晴らしい演技。とくにおさわが、大げさでない、何気ないしぐさのなかに心情があふれていて、胸に迫った。
仲居お玉をかん雀。不細工なんだけど、いじらしく、かわいい女を好演。女形をすると、藤十郎ににてるなあ…。西郷を一途に想いつつも、妻にはなれない哀しさは分かるのだが、何で死んでしまいたいのだろう。揚屋の舞妓や芸妓には慕われているし、西郷も憎からず思っているようだし。一番の馴染み客と仲居という立場で、西郷を陰でささえるだけでは不満なんだろうか?
獅童の西郷は、薩摩弁と低く太い声音がちょっとコントみたい。お玉と抱き合って涙にくれる、感動のシーンで笑いが起きてしまったのは、多分そのせい。心中しよう、とまで言っておきながら、出世の道が開けたとたん、「なかったことに」ってのはヒドイ。
松也は芸妓の岸野という、普通ならもうちょいベテランがやりそうな役だったのだけど、悪くなかったのでは。何より美人だし(←女形としてこれ大事)酔っ払いも難しそうだし、何年も揚屋勤めをしてこその、年増の悲哀というか、酸いも甘いもかきわけた上で、でも、愚痴らずにいられないのよ、って風情が感じられた。
「紅葉狩」
福助の更科姫&鬼女。踊りはともかく、姫が美しく見えないのはいかがなものか。2列目だったせいか、小じわとかきになっちゃって。
愛之助の山神は、踊り上手くなった?動きが滑らかで、キレイ。
「女殺油地獄」
予想していたより、断然よかった。若手の(これまで見たのは、獅童と海老蔵)のなかでは一番だし、ある意味、仁左衛門さんより、いいかも。
教えてもらったであろう演目は、ともすると愛之助の演技の後ろに仁左衛門さんが透けて見えるような気がするというか、お手本を消化しきれてなくて、差の部分が気になるのだか、この与兵衛に関しては、「愛之助の演技」を楽しめた。まあ、思慮に欠ける若者(ばかもの)が暴走する話だから、若い役者のほうが分があるというのもあるのでしょう。
仲間内で意気がってる様子とか、河内屋でのふてくされた様も、リアリティがあってよかったが、何より殺しの場面が美しかった。あんな、非人道的な行為に美を感じさせる歌舞伎って、奥深いなあ。
福助のお吉も、想像以上。世話焼きの近所のお姉さんぶりに説得力があり、こんなに優しくされたら、追い込まれた与兵衛は頼りにしちゃうよなあ。殺しの場面で「痛い」とか「助けて」とか、しゃべり通しでちょっとうるさい。
油については、「いつもより沢山撒いてます」って感じ?わざと全身まみれにしてるのではないか、ってくらい油の中をのたうちまわって、髪の毛がぐっしょり濡れて滴るくらい油まみれになっていた。最後、与兵衛が花道を引っ込むところで、物音にびくついて振り返りるとき、勢いよく動くので油が客席に飛び散って(結構遠くまで)思わず悲鳴が。シリアスなシーンなので、こういう余計な演出はいらないと思う。楽しい芝居なら、客席が盛り上がるということもあるだろうけど…。
秀太郎のおさわ、歌六の徳兵衛は予想通りの素晴らしい演技。とくにおさわが、大げさでない、何気ないしぐさのなかに心情があふれていて、胸に迫った。
2012年4月22日日曜日
4月21日 絵本合邦
約1年ぶりの再演、再見で話の細部まで楽しめた。
仁左衛門の大学之助、太平次の蓋約は見事。大悪人と小悪人が全く別人なのにそれぞれ魅力的で、目が話せない。悪い奴なのに格好いいって、なんでだろう。
太平次が女房のお道や、うんざりお松を後ろから抱き寄せるところなんて、やらしくて(誉め言葉)ドキドキした。
愛之助の与兵衛はいまいち。怪我した脚で花道を引っ込むところは、なんか不自然だし、お亀とじゃらじゃらするシーンもなんか萌えない。いい人の役って、魅力ないのかな。
時蔵はうんざりお松、皐月の演じ分けぶりに改めてびっくり。特にはすっぱなお松のほうが、好きかな。
前回と一部変わったキャストが、お道の秀太郎だったのだけど、この人がいると舞台が締まるというか、安定感が増す気がする。可愛くて、しっかり者の女房らしく、殺される場面の哀れさったらなかった。
2012年3月24日土曜日
3月24日 平成中村座「三月大歌舞伎」夜の部
襲名興行で高いので、当日券(立ち見、2500円)で観劇。狭い小屋なので、けっこう見えた。表情はオペラグラスが必要だったけど…。
「傾城反魂香」
仁左衛門の又平が見たくて。
勘三郎のおとくとは、息がぴったりで、夫婦の絆が感じられる。吃りの様子は控え目なのだけど、言いたい言葉が出てこない苦しさ、もどかしさが、痛いくらい伝わってくる。これまでに何人もの又平を見たけど、吃りのせいで幼稚にというか、知恵遅れのように見えることが多かったのだが、仁左衛門の又平はちゃんと大人の分別がある人に見えた。
石を絵が抜けたのに気づくくだりも、大袈裟すぎてやり過ぎになることなく、そのおかげで、素直に感動できた。吃又でもらい泣きしたの初めてかも。
勘三郎はちょっと存在感ありすぎのところがあって、「主役はおとく?」と感じる場面もあったけど、全体としては、いい女房だった。
「口上」
印象に残ったところを簡単に。
我當
中村座は8代(?)仁左衛門が座頭をつとめたことがあり、不思議なご縁。
進之助
高校時代、歌舞伎に興味がなかった同級生が、(前)勘九郎の演技を見てファンになった。人の見かたを180度変えるような役者になってください。
海老蔵
新勘九郎とは、初舞台の時からたびたび共演している。まじめなところは見習って、自分も精進したい。
仁左衛門
「御所五郎蔵」を新勘九郎に教えたと言われたが、17代勘三郎に教えてもらったので、恩返し。教えられた通りにはまだできていないが、聞いたことを孫の勘九郎に伝えたい。
いずれは、孫(虎之介)に教えてほしい。その時自分は生きていないだろうが、小山三さんはきっと生きているだろう。
扇雀
勘三郎には昼夜にかかわらずお世話になっている。
「身代座禅」で、勘太郎の右京に山の神で共演。その後勘三郎とも共演して、彼に足りないものがわかった。それは劇場を出てからの人生経験。勘九郎襲名を機に、劇場外の人生経験を積んでほしい。
笹野高史
歌舞伎の襲名口上の舞台に立てて感無量。先代勘九郎が勘三郎になるときに「大好きな勘九郎はどこへ行ってしまうのか?」と詰め寄ったが、7年ぶり(?)に勘九郎が帰ってきてくれて、うれしい。今夜は新勘九郎と「勘太郎の行方」について語り合いたい。
ーーー立ち見ではしんどいのでここまでで退場。肝心の襲名者の演目を見ずに帰ってスミマセン…。
「傾城反魂香」
仁左衛門の又平が見たくて。
勘三郎のおとくとは、息がぴったりで、夫婦の絆が感じられる。吃りの様子は控え目なのだけど、言いたい言葉が出てこない苦しさ、もどかしさが、痛いくらい伝わってくる。これまでに何人もの又平を見たけど、吃りのせいで幼稚にというか、知恵遅れのように見えることが多かったのだが、仁左衛門の又平はちゃんと大人の分別がある人に見えた。
石を絵が抜けたのに気づくくだりも、大袈裟すぎてやり過ぎになることなく、そのおかげで、素直に感動できた。吃又でもらい泣きしたの初めてかも。
勘三郎はちょっと存在感ありすぎのところがあって、「主役はおとく?」と感じる場面もあったけど、全体としては、いい女房だった。
「口上」
印象に残ったところを簡単に。
我當
中村座は8代(?)仁左衛門が座頭をつとめたことがあり、不思議なご縁。
進之助
高校時代、歌舞伎に興味がなかった同級生が、(前)勘九郎の演技を見てファンになった。人の見かたを180度変えるような役者になってください。
海老蔵
新勘九郎とは、初舞台の時からたびたび共演している。まじめなところは見習って、自分も精進したい。
仁左衛門
「御所五郎蔵」を新勘九郎に教えたと言われたが、17代勘三郎に教えてもらったので、恩返し。教えられた通りにはまだできていないが、聞いたことを孫の勘九郎に伝えたい。
いずれは、孫(虎之介)に教えてほしい。その時自分は生きていないだろうが、小山三さんはきっと生きているだろう。
扇雀
勘三郎には昼夜にかかわらずお世話になっている。
「身代座禅」で、勘太郎の右京に山の神で共演。その後勘三郎とも共演して、彼に足りないものがわかった。それは劇場を出てからの人生経験。勘九郎襲名を機に、劇場外の人生経験を積んでほしい。
笹野高史
歌舞伎の襲名口上の舞台に立てて感無量。先代勘九郎が勘三郎になるときに「大好きな勘九郎はどこへ行ってしまうのか?」と詰め寄ったが、7年ぶり(?)に勘九郎が帰ってきてくれて、うれしい。今夜は新勘九郎と「勘太郎の行方」について語り合いたい。
ーーー立ち見ではしんどいのでここまでで退場。肝心の襲名者の演目を見ずに帰ってスミマセン…。
2012年2月15日水曜日
2月12日 二月大歌舞伎 昼の部
「鳴神」
橋之助の鳴神上人は前半の高僧らしい威厳と、籠絡される場面のおかしみ、最後の怒りの場での力強さ…とすべてが高クオリティ。今まで見た鳴神のなかで一番良かったかも。
七之助の雲絶間姫も美しくて。
「土蜘」
襲名披露の新・勘九郎が、踊りの名手らしく素晴らしい。蜘蛛の糸をパッと投げるところとか、見せ場もあるし。途中、吉右衛門、仁左衛門、勘三郎が出るなど、襲名披露らしい豪華な顔ぶれ。
終盤、変な掛け声がかかったみたいで(よく聞き取れなかった)、シリアスな場面で笑いが。舞台の緊張感が途切れたようで、ちょっと残念。
「河内山」
仁左衛門さんがカッコイイ。ちょっと悪い奴なんだけど、カッコよくて、何とも憎めないという役柄は歌舞伎ではよくあるけど、河内山もそんな役。坊主頭でも美しいもんなあ…。
橋之助の鳴神上人は前半の高僧らしい威厳と、籠絡される場面のおかしみ、最後の怒りの場での力強さ…とすべてが高クオリティ。今まで見た鳴神のなかで一番良かったかも。
七之助の雲絶間姫も美しくて。
「土蜘」
襲名披露の新・勘九郎が、踊りの名手らしく素晴らしい。蜘蛛の糸をパッと投げるところとか、見せ場もあるし。途中、吉右衛門、仁左衛門、勘三郎が出るなど、襲名披露らしい豪華な顔ぶれ。
終盤、変な掛け声がかかったみたいで(よく聞き取れなかった)、シリアスな場面で笑いが。舞台の緊張感が途切れたようで、ちょっと残念。
「河内山」
仁左衛門さんがカッコイイ。ちょっと悪い奴なんだけど、カッコよくて、何とも憎めないという役柄は歌舞伎ではよくあるけど、河内山もそんな役。坊主頭でも美しいもんなあ…。
2012年1月22日日曜日
1月21日 第八会伝統歌舞伎保存会 研修発表会
「三人吉三巴白波」 本郷火の見櫓の場
芝のぶのお譲吉三が見たかったのだが、いつになく、たくましく見えたのは役作りのせい?お嬢は男の役だから、ある程度の骨太さはあって当然なのかもしれないけれど、いつもの芝のぶと比べて男に見えたので、不思議な感じ。姿、声の美しさは相変わらずぴか一だった。
和尚は松本錦弥、お坊は錦一と高麗屋一門のお弟子さん。普段やりれない役のせいか、いまいち板についていないような、ぎこちなさを感じる場面も。(逆に、幹部役者というのは、大したこと無さそうでも結構ちゃんとしていたんだと気づいたり)3人の中では芝のぶが一番堂々としていたように思うけれど、立ちまわりで投げ飛ばすしぐさとトンボのタイミングがずれたり(これは受け手のせいか?)、セリフにもちょっと硬さがあったかな。
「素襖落」
研修発表会なのに、太郎冠者は染五郎、大名は友右衛門など、梨園の人たち(子息を含む)ばかりが出演し、本公演でもいいのでは?と思ったり。
せっかく発表会なのだから、普段脇で頑張っている人たちの活躍がもっと見たかったよ。
芝のぶのお譲吉三が見たかったのだが、いつになく、たくましく見えたのは役作りのせい?お嬢は男の役だから、ある程度の骨太さはあって当然なのかもしれないけれど、いつもの芝のぶと比べて男に見えたので、不思議な感じ。姿、声の美しさは相変わらずぴか一だった。
和尚は松本錦弥、お坊は錦一と高麗屋一門のお弟子さん。普段やりれない役のせいか、いまいち板についていないような、ぎこちなさを感じる場面も。(逆に、幹部役者というのは、大したこと無さそうでも結構ちゃんとしていたんだと気づいたり)3人の中では芝のぶが一番堂々としていたように思うけれど、立ちまわりで投げ飛ばすしぐさとトンボのタイミングがずれたり(これは受け手のせいか?)、セリフにもちょっと硬さがあったかな。
「素襖落」
研修発表会なのに、太郎冠者は染五郎、大名は友右衛門など、梨園の人たち(子息を含む)ばかりが出演し、本公演でもいいのでは?と思ったり。
せっかく発表会なのだから、普段脇で頑張っている人たちの活躍がもっと見たかったよ。
1月15日 新橋演舞場 新春大歌舞伎 昼の部
「相生獅子」
魁春と芝雀の2人の姫による獅子の舞。2人は姉妹なのかな。
お正月らしい、華やかな舞踊で、女形の毛振りは初めて見たけれど、立役の迫力とは違った優雅な雰囲気もいいものだ。
前から2列目という席だったので、着物の合わせが緩んでる(→後で引き抜くための仕掛けのせいだったらしい)とか、変なところに気が行ってしまった。後見が若い人ばっかりで、イケメンぞろいだったとか。
「金閣寺」
菊之助の雪姫は可憐で美しく、満足。やはり姫はこうでなくっては。
三津五郎の松永大膳の悪っぷりもなかなか。「蒲団の上で極楽攻め」とか、凄いセリフだ…。
雪姫の夫、狩野直信が家六だったのだが、老け役ではないのを見るのは初めてだったので驚いた。菊之助とのバランスはどうかと思うが、これが新春歌舞伎のだいご味なのかも。
「加賀鳶」
1幕目、鳶の衆勢ぞろいで、誰が誰やら確認するので忙しい。男衆が花道にずらっと並んで、名乗りを上げていくのは華々しくて目に楽しい。最近注目している松也が金助町兼五郎(この名前には本当は意味があるのだろうけど)で、すきっとした男ぶりがよかったい。
加賀鳶なのは、ここだけで、2幕からは按摩道元(菊五郎)とお兼(時蔵)の世話物狂言に。悪党2人がやりたい放題やって、最後に悪事がばれて…と、きっちり落ちがつくのですっきり。
魁春と芝雀の2人の姫による獅子の舞。2人は姉妹なのかな。
お正月らしい、華やかな舞踊で、女形の毛振りは初めて見たけれど、立役の迫力とは違った優雅な雰囲気もいいものだ。
前から2列目という席だったので、着物の合わせが緩んでる(→後で引き抜くための仕掛けのせいだったらしい)とか、変なところに気が行ってしまった。後見が若い人ばっかりで、イケメンぞろいだったとか。
「金閣寺」
菊之助の雪姫は可憐で美しく、満足。やはり姫はこうでなくっては。
三津五郎の松永大膳の悪っぷりもなかなか。「蒲団の上で極楽攻め」とか、凄いセリフだ…。
雪姫の夫、狩野直信が家六だったのだが、老け役ではないのを見るのは初めてだったので驚いた。菊之助とのバランスはどうかと思うが、これが新春歌舞伎のだいご味なのかも。
「加賀鳶」
1幕目、鳶の衆勢ぞろいで、誰が誰やら確認するので忙しい。男衆が花道にずらっと並んで、名乗りを上げていくのは華々しくて目に楽しい。最近注目している松也が金助町兼五郎(この名前には本当は意味があるのだろうけど)で、すきっとした男ぶりがよかったい。
加賀鳶なのは、ここだけで、2幕からは按摩道元(菊五郎)とお兼(時蔵)の世話物狂言に。悪党2人がやりたい放題やって、最後に悪事がばれて…と、きっちり落ちがつくのですっきり。
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