2026年10月17日土曜日
10月17日 第三回 新翔春秋会
「正札付根元草摺」
團子の曽我五郎に猿紫の舞鶴。
團子はニンに合った役柄で、力漲る熱演。猿紫の舞鶴もキリッとしてよき。
「鷺娘」
女方は苦手そうだが、娘の可愛らしさが十分に表現されていて驚いた。恋に一途な健気さが終始貫かれていて、舞台上で力尽き、倒れる最期まで、胸に迫った。
「善知鳥」
同じタイトルの能とは全く違い、横恋慕から殺生の罪を犯して死罪となった男が主人公という、同情し難い筋立てながら面白く見た。
善知鳥安方の團子はすっぽんから出てくるところの怪しさ、禍々しさ。絹売りとしての洒脱な様子、おかめとひょっとこの面を使っての舞踊など、さまざまな表情を見せる。3曲の大奮闘は立派で大汗かいての大熱演。汗っかきなのは仕方ないが、顔の汗は拭ってあげられないのかと気にかかる。尾上の前の笑也は安方をなんとも思っていないようなクールさがいい。義家の染五郎は普通の二枚目でいいのに、なぜか老けた芝居。
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