「菅原伝授手習鑑」
杖折檻より東天紅の段を織栄・清丈。
45分声を枯らすことなく語り切ったのは健闘だが、浄瑠璃というより、何か別のもののように聞こえた。元気よすぎるのか。あまりメジャーでない曲を選んだのはなぜだろう。腹に一物ある悪役や複数女性の語り分けはまだハードル高いのでは。
寺子屋の段は芳穂・錦吾。
ちゃんとした浄瑠璃を聞いたという安心感。首実験の場面では三味線との丁々発止が緊迫感を高め、錦吾の三味線も聞き応えあった。芳穂は緩急のある語り分けが見事で、後半はしっとりと。錦吾のいろは送りはもうちょっと柔らかくてもいいかと思った。
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