「鳴神」
橋之助の鳴神上人は前半の高僧らしい威厳と、籠絡される場面のおかしみ、最後の怒りの場での力強さ…とすべてが高クオリティ。今まで見た鳴神のなかで一番良かったかも。
七之助の雲絶間姫も美しくて。
「土蜘」
襲名披露の新・勘九郎が、踊りの名手らしく素晴らしい。蜘蛛の糸をパッと投げるところとか、見せ場もあるし。途中、吉右衛門、仁左衛門、勘三郎が出るなど、襲名披露らしい豪華な顔ぶれ。
終盤、変な掛け声がかかったみたいで(よく聞き取れなかった)、シリアスな場面で笑いが。舞台の緊張感が途切れたようで、ちょっと残念。
「河内山」
仁左衛門さんがカッコイイ。ちょっと悪い奴なんだけど、カッコよくて、何とも憎めないという役柄は歌舞伎ではよくあるけど、河内山もそんな役。坊主頭でも美しいもんなあ…。
0 件のコメント:
コメントを投稿