2024年8月14日水曜日

8月14日 BALLET with 金子三勇士 ステージアートの世界Vol.1〜身体表現の可能性〜

ピアニストの金子三勇士を中心に、バレエダンサーを招いての公演。クラシック音楽とバレエはともに舞台芸術であり、2度と同じものは再現できない一期一会。キャパ200人くらいの小ぢんまりした会場で、贅沢な時間だった。

「薔薇の精」
金子のピアノに、本島美和の少女、中島瑞生の薔薇の精。
本島は端正な踊りで清楚な少女を描出。中島は意外と上半身ががっしりしているのでローズ色のタイツ姿はちょっと刺激が強い。

ピアノソロでシューマンのトロイメライ、ドビュッシーの月の光、ショパンのバラード第1番など。ポッパーのハンガリー狂詩曲はチェロの植木昭雄と。

シューマン「詩人の恋」 
全16曲の独唱をテノールの城宏憲、金子のピアノ。
奥村康祐は全曲を踊るのではなく、①美しい5月、③バラや、百合や、鳩や、太陽や、⑤僕の心を潜めってみたい、⑦僕は恨みはしない、⑩かつて愛する人の歌ってくれた、14夜ごとに僕は君を夢に見る、16むかしの、忌まわしい歌草を、の7曲。初めての振り付けだそうだが、曲ごとに異なる感情をバラエティのある表現で魅せた。舞台が狭いので、途中、ピアノの後ろで見えないところがあったのが残念。

サン=サーンス「瀕死の白鳥」
ピアノとチェロの演奏に本島美和のソロ。
本島は初演だそうだが、もう少し腕の動きが柔らかかったらと思った。



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