上演前に、上野動物園などで獣医を務めた成島悦雄のトーク。「ペンギン・カフェ」のペンギンはオオウミガラスのことで、元々北欧に生息していたこの鳥をペンギンと呼んでいたところ、南極に似た鳥がいたのでペンギンと呼ばれるようになったとのこと。オオウミガラスは1844年に最後の番と卵が殺されたと分かっているのが、何とも言えない。
動物が絶滅する理由は3つあり、人による乱獲、環境汚染、外来生物の持ち込みと、全て人のせいだというのが耳に痛い。
「ペンギン・カフェ」
オオツノヒツジの米沢唯、カンガルーネズミの福田圭吾、ウーリーモンキーの福岡雄大とベストと言っていい配役。なかでも奥村康祐のケープヤマシマウマの気高さに胸を打たれた。スラリとした肢体、媚びない物腰に野生動物の孤高さがあった。
改めて思ったけど、振付家はなぜいかつい顔のオオツノヒツジをエレガントな女性ダンサーに配役したのだろう。顔と身体のギャップにいつも戸惑う。
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