2020年11月22日日曜日

11月21日 舞の会―京阪の座敷舞― 

座敷舞は狭い座敷で見るために作られているので、ホールでの鑑賞には耐えないと常々思っていたが、小劇場の比較的狭い舞台で、欄間や襖を立てこんで座敷風の環境を整えていたのは悪くなかった。客席は2席ごとに1席空けた変則千鳥。

「水鏡」 吉村章月
白塗りにした姿は美しかったが、だいぶご高齢の様子。幕開きは膝を曲げてしゃがんだ姿勢だったが、はじめに立ち上がるところから足元が怪しい。しゃがんだり、回ったりするたびによろめくので、ハラハラして踊りが入ってこなかった。 

「袖の露」井上豆弘
祇園の芸妓?鶴のようにスラリとした容姿で、表情がキツいので冷たそうに見える。

「東山」楳茂都梅衣華

「善知鳥」
初演時も見たが、ちゃんと理解できなかった気がしたので再見。能とはまた違って、猟師の苦しみが激しい舞で描かれる。他の出演者と同じく座敷のセットで踊ったが、ストーリー性が強くシリアスなので、座敷にはそぐわないかもと思った。


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