「本朝廿四孝」
道行似合の女夫丸は睦の濡衣、靖の勝頼、亘、碩に清友、友之助、錦吾
燕二郎、清方。睦の声がかすれて辛い。
景勝上使の段は希・清丈。落ち着いた語りでぐっと良くなった。
鉄砲渡しの段は芳穂・清志郎。親父二人のやり取りが渋いが芳穂の声に合っている。投げた鉄砲を運んだ介錯が素早い動き。
十種香の段は千歳・富介。安定感があり、充実の床。もう切場語りでいいんじゃないの?後ろにそる姿が散見されたのは声が出しにくいのか。
奥庭狐火は織・藤蔵、燕二郎。織は声量があり高音も良く出ているのだが、「会いたい見たい」のくだりがイマイチグッとこない。どやなので切なさがたりないのか。
勘十郎の八重垣姫は終始ノリノリ。登場からしばらくは後ろ姿なので、オーバーアクションというか、ちょっとシナを作りすぎに感じた。奥庭はもう勘十郎ショーのよう。出遣いの足は初役?回るところなどちょっと振り回されているように見えた。
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