2020年11月17日火曜日

11月16日 春風亭一之輔・古今亭文菊 二人会

開口一番は菊之丞門下のまめ菊「一目上がり」。ハキハキとして、ちょっとうるさいくらい。登場人物の語りわけも形になってるし、前座らしさに好感。

文菊「強情灸」
もう何度か見ているのに笑ってしまう完成度の高さよ!

一之輔「富久」 
お年玉の準備やら神棚の掃除やらのマクラから。久蔵の境遇のアップダウンの激しさに引き込まれて、ハラハラする楽しさ。笑った。 

一之輔「つる」
白髪の老人→爆発の老人(岡本太郎か!)、岩礁→バンドウイルカ(城みちる)というくすぐり?が入って、今まで聞いたことのない賑やかなつるに。

文菊「お直し」
マクラで、古典落語の世界と現代では価値観が変わってしまったので、現代風に工夫しなくてはと言いつつ、一之輔の「つる」をチクリ。一之輔が二人喋ってるというのはその通りなのだが、ちゃんと別人だと聞き分けられるから不思議。二人とも坊主ながら芸風は真逆なのが面白い。よくぞ二人会をやってくれたと思う。 
吉原が舞台の人情噺?元花魁の女房が色っぽい。若い衆の旦那のダメっぷりも。

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