お楽しみの口上に続いて、地唄舞4曲。口上ではイスタンブールの絨毯と絹の産地の金色の糸について。衣装はすべて丹後ちりめんで誂えたそう。
「雪」「鉤簾の戸」「黒髪」「由縁の月」
雪では白塗りの肌の色と同化するような白色の着物、黒髪では桜姫(と口上で言っていたような)を思わせる姫の扮装、由縁の月では黒地に刺繍を施した打掛と衣装、拵えを工夫していたけれど、地唄舞って動きがコンパクトでその場で旋回するような振りが多いので、どうしても似て見える。休憩を挟んで、10~15分の小品ばかり。13時半開演で、終わったのは15時40分頃だったか。上演時間の実質は1時間ほどだから、これで満足させる玉三郎の魅力たるや。
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