2018年4月13日金曜日
4月8日 4月文楽公演 第2部
「彦山権現誓助剣」
歌舞伎で観たときはあんまり面白くないと思っていたのだが、なかなかどうして。半通しだからか、京極内匠の悪ぶりがさえ、立ち回りも派手で楽しんだ。
襲名の玉助が内匠の左で、こちらは陰ながらも大活躍だった。
須磨浦の段は掛け合いで、三輪、睦、小住、咲寿に清友。プログラムにはまだ始の名前が残っているのが辛い。
京極内匠の睦が骨太な悪役を好演。
瓢箪棚の段は中を希・寛太郎、奥を津駒・藤蔵に清公のツレ。
藤蔵の三味線がうなる。
人形は瓢箪棚から内匠(玉志)が飛び降りるのにびっくり。三人遣いでどうやって息を合わせているのだろう。(15日の再見時は左遣いは別に下に降りていて、飛び降りた後に合流したように見えた)和生のお園も大活躍で、最期は鎖鎌を構える勇ましさ。
杉坂墓所の段は口が亘・錦吾(御簾内)、奥が靖・錦糸。
靖の語りは安定感が増してきた。低音部が辛そうではあるが、骨太な語りで内匠の悪らつぶりを表現。六助との語り分けも明快だ。
毛谷村六助住家の段は中を睦・喜一郎改め勝平、奥を千歳・富助。
これまで不調が目立った睦が良かった。襲名の勝平の盛り立てがいいのか。
千歳は今の太夫陣では抜群の安定感。
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