2017年10月31日火曜日

1020 清流劇場「メアリー・ステュアート」

濃厚で骨太な歴史劇。エリザベス役の林英世の演技が素晴らしいのはもちろん、メアリー役の竹田朋子の気品ある風情もよかった。膨大なセリフ量をこなした役者たちの負担は相当なものと推察される。時に噛んでしまったりしても、役柄を損なってはいないよう。女王でありながら、国民の期待を裏切れない。臣下の男たちに翻弄され、最後のエリザベスの圧倒的な孤独感。林の美しさが際立った。

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