2017年3月16日木曜日
0310 工藤俊作プロデュースプロジェクトKUTO-10「あたらしいなみ」
映像も手がけるサカイヒロトの作品だけあって、上演前からスクリーンに携帯電話マナーの注意や他劇団の予告映像などが流され、いつもと違う雰囲気。
作品中も映像が効果的に使われ、視覚的な印象は鮮やか。冒頭、俳優らが客席を通って舞台に上がり、主人公以外はなぜか黒いマスクで目を覆っている。波に揺られるように左右に体を揺らす。「風景が変わる」を合図にばめんや時代が次々と切り替わる。断片的なシーンから、主人公が大学時代に仲間と映画製作に取り組み、リーダーの失踪でラストシーンができなかったこと、主人公が何かトラウマをか抱えているらしいことが見えてくる。テンポよく場面転換が進むのに、何故か時間が経つのが遅く、1時間15分ほどの上演が、とても長く感じた。
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