2017年3月27日月曜日
0325 「河内キリシタン列伝」
5人の女優による群像劇。役のときは袴姿で、ナレーションや群衆などはフードをかぶったり、宣教師服を2人の役者が掲げもって頭のない人形のように動かしてフランシスコザビエルを現したりと、いろいろ工夫がされていて面白かった。扇を刀の代わりにしたり、笛や鼓の音を使ったりと、能のモチーフが用いられていた。が、高山右近はともかくも、三箇頼照・池田教正・三木半大夫・結城弥平次とあまりなじみのない武士の名前は耳で聞いただけでは頭に入ってこず、終始プログラムで確認して頭の整理をしなければならなかった。1時間半ほどのあいだに20年間の歴史を、しかも5人もの主要人物の物語を紡ぐので、どうしてもダイジェストになってしまい、教科書的な印象をぬぐえなかった。
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