2017年3月4日土曜日
0303 陥没
ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出。達者な役者が集まってまっとうに芝居をすれば面白くないはずがない。東京オリンピック前夜という雰囲気はあまり感じられなかったが、軽快なセリフのやり取りや絶妙な間が面白く、3時間余りの舞台があっという間に感じられた。
井上芳雄、小池栄子の主役2人はもちろん、居るだけで回りの空気を支配してしまうような存在感の高橋惠子、とぼけた雰囲気の緒川たまきが印象的だった。
1つ引っかかったのは、瞳(小池)が浮気した是晴(井上)と別れ、人格的に問題があり、かつ父の借金と偽って莫大な借金を背負わせる大門(生瀬勝久)と結婚してしまうところ。(これがないと物語そのものが成立しないのだけれど)お嬢さん育ちで分からなかったという説明はあったけど、女性を馬鹿にしているように思うし、是晴は会社の専務まで勤めながら、社長の借金を承知してなかったのも釈然としない。
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