2017年3月3日金曜日
0302 兵庫県立ピッコロ劇団「歌うシャイロック」
約3時間の長丁場だったが、長いとは感じなかった。それだけ魅力ある舞台だったということか。
元宝塚の剣幸の演じるがポーシャが中心の舞台になるかと思いきや、シャイロック(孫 高宏)と娘ジェシカ(今井佐知子)の好演が光った。特に今井。ロレンゾとの純真な愛や、裏切られてからの絶望、父シャイロックとのやり取りなどが自然で生き生きして見えた。ただ、これだけしっかりした娘が気がふれてしまうというのは納得いかない。
剣のポーシャは行かず後家のオールドミスという設定で、ろくな求婚者が来ないのにうんざりしていて、やんちゃというかお茶目というか。バサーニオに惚れてる風ではなく、結構冷めた感じで、男のどうしようもなさにしかめっ面をしたりするのが可愛いかった。女優歴が長くなったせいか、男装シーンは期待ほど格好良くはなかったけれど。
空晴の上瀧昇一郎が公爵役。意外に声が良くて驚いた。
シャイロックのセリフで「イスラムの教えに合わない」とか「アッラーに従う」とかいうのが気になった。ユダヤ教徒のシャイロックがイスラム??何か意図があるのだろうか。
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