2023年2月19日日曜日

2月19日 文楽公演第三部

「女殺油地獄」

一輔のお吉を観たくて再見。いやー、よかった。徳庵堤から、しっとりとした趣があり、目を惹かれる。殺しの場面では、大きく動い
てはいるのだが、やり過ぎ感はない。簑二郎との違いは何なのだろう。
一方、太夫には不満が。
徳庵堤の薫、娘お清を表情をつけて滑稽に語ったが、ここは子どもの純真さが笑いになるところ。ウケを狙うと嫌らしくなる。
豊島屋の呂は気の抜けた炭酸のようというか、ぬるい風呂のようというか、起伏がなさすぎないか?手摺がいいだけに、物足りなさが募った。

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