2023年2月19日日曜日

2月19日 文楽公演第二部

「国性爺合戦」

公演の前半で観た時の感動がそれほどでもなかったので、おかわりするか迷ったのだが、してよかった!小住→呂勢と繋ぐ楼門が素晴らしかった。小住の進化が凄まじく、堂々とした語りぶりは聞き応え十分。呂勢も脂の乗ったかんじで、朗々とした声に聞き惚れた。心地良すぎてウトウトしてしまったくらい…。清治の三味線が輪郭をくっきりさせていた。前回もだが、代わりの三味線を脇に置いていたのは何故?

一方、紅流しの織・藤蔵は、大きな音出せばいいってもんじゃないんでは?というか、床の熱量に比して客席はクールだったように感じた。「こういうのが好きなんでしょ?」というのがあんまりあからさまだと、冷めるよ。少なくとも私は。

0 件のコメント: