2022年10月22日土曜日

10月22日 新国立劇場バレエ団「ジゼル」

柴山紗帆・井澤駿ペア。技巧派の2人だが、感情表現では初日ペアに譲るか。柴山のジゼルは普通の女の子で、ハンサムに言い寄られて夢中になってる。狂乱は我を忘れてはいるけれど、狂うまでは行っていない感じがした。2幕は生身の感じがあって、それはそれで新人ウィリーらしいのかもと思った。
井澤アルブレヒトは、自覚的なハンサムで、悪いと思ってなさそう。
ペザントは奥田花純と代役の山田悠貴。技術的には初日ペアが優るが、見応えあり。
ミルタはロールデビューの根岸祐衣。初々しさがあるというか、ちょっと微笑むところもあり、冷酷な怖さは少し薄い。踊りの面でも、まだ柔らかさがあるように感じた。 

0 件のコメント: