「舎弟」
逸平の弟に宗彦の兄と、リアルな兄弟が兄弟役。ありそうな兄弟喧嘩におかしみがある。教え手のあきらが悪そうな顔。
「松虫」
宝生和英のシテ。前場は直面だが、傘をかぶって登場するのであまり表情は見えず。後シテで面をつけてからの方が、感情が露わなように感じた。後シテの舞は友と共に有る嬉しさが迸るような。 男同士の特別な友情ということだが、派手さはないのに、ちっとも飽きなかった。
ワキは福王知登。この美声を聞いていると、酒屋みたいな脇役ではなく、シテの友人として対峙してほしいと思ってしまった。
小鼓の鵜澤洋太郎がいい声。
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