2020年10月5日月曜日

10月4日 逸青会

東京公演の後に撮影したというオンライン版を視聴。舞台上のカメラが橋掛かりに登場する役者を前から撮影したり、映像ならではの目新しい工夫も。

「二人三番叟」
逸平の狂言と菊之丞の日本舞踊が同じだけどちょっと違う振り付けで共演するのが面白かった。武張った狂言に対して、たおやかな日本舞踊というか。菊之丞いわく、三番叟は日本舞踊でもいろいろあるが、本家本元の狂言と一緒にやるのはプレッシャーなのだとか。衣装も狂言のものだったし。

「いたりきたり」
新作は平家と源氏の武士の亡霊を、旅の僧が供養するという話。能のワキ方のように旅の僧が登場するが、その後も現れた亡霊とやり取りをしたりと結構見せ場がある。東京公演に出演した尾上右近が僧役だったが、京都公演の林宗一郎のほうも見てみたかった。(途中の回想シーンの映像で那須与一の扇の的を再現するところで、宗一郎が義経役で出演したが、セリフはなかったような)

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